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　　　　　　YUMA“ISM”　♯１

YUMA“ISM”（ユーマ“イズム”）とは何か？

直訳すればそのまま「由馬主義」、すなわち自分流の信条を意味します。
ここでは僕の音楽へのアプローチの仕方をご紹介したいと思います。
まず、僕がなぜ音楽に常に接していたいのか？あるいは音楽を表現したいのか？

そこには「感動」というキーワードがあります。

音楽というものは様々なジャンルがあります。僕はたまたまクラシックが専門なわけですが、もちろんそれ以外のジャンルの音楽も普段の生活の中で聴きますし、聞こえてもきます。皆さんもそうだと思います。完全に音楽無しで生活することは現代においてほぼ不可能なのではないでしょうか？ではなぜ人は音楽を求めるのでしょう？

当然のことながら、音楽を聴くことで人は「感動」し、幸福感を得ることができます。 もちろん幸福感だけではありません。深い悲しみ、絶望、怒り、未来への希望など、無限の可能性があります。「感動」とは人の魂を強く揺さぶり、その人が共感を得たときに起こる心理現象なのです。
それを知っている人は、例えば辛いことがあったりした時、自分が以前聴いて「感動」し、勇気づけられた曲を再び聴きたくなります。音楽とは麻薬のようなもので人は一種の中毒に侵されているとも言えます。

そのような人を惹きつけて止まない無限の可能性のある音楽、人を「感動」させることのできる音楽を自分が表現できるということは、この上ない喜びだと感じます。
逆に言えば、音楽をやるからには人を「感動」させなければならないという使命を負わなければなりません。これは音楽家として最重要課題で、達成するには気の遠くなるような努力と時間が必要なわけですが、僕はこの素晴らしい音楽を創造していくことに強く生きがいを感じ、終わりの無い道を歩んでいくことを決意しました。